【音大卒の生き方】音楽で食べてくってどうゆうこと?

 

2022.1.25

目次

こんにちは! 

Natsuon Music School 講師の夏音です!!

音楽大学を卒業し、音楽家(ミュージシャン)として活動してから約6年。

現在どんな活動や仕事をしているのか、私の紹介も交えながら記事にしたいと思います。

音楽大学受験を考えてる方、卒業してどうしようか悩んでる方、音楽を仕事にするというのはどういうことなのか気になる方の

参考になればいいなと思います。







音楽家としての活動・仕事内容は?

ミュージシャンと言われて、一番最初にイメージするのは

メジャーで活躍しているアーティストやそのバックで弾いている演奏者ではないでしょうか。


実は、音楽の仕事ってたくさんあるんです。

打楽器だけでもたくさんあります。マーチングバンドだったり和太鼓奏者だったり。

自分の得意なものや仕事として依頼がきたことがきっかけでメインの職業になったりします。

現在の私の活動や仕事を4つご紹介します。

1.ライブ(ボーカルとして)

2.楽曲提供

3.スティールパン演奏

4.レッスン




1.ライブ

ナツイロプロジェクトというアーティスト名でボーカルとして活動しております。

自身でCDやグッズを制作して販売しています。


YOUTUBEでMVも視聴可能!



2.楽曲提供

企業からのご依頼に沿ってDAWソフトを使って楽曲制作をしています。

楽曲の雰囲気などは依頼者の意向に沿うように作ります。

(元気な曲!悲しそうな曲!などのざっくりしたものや既存の曲でこういうの!と提示されたりもします。)

レコーディングや音源の打ち込みから、

音源を作る工程 [ミックス・マスタリング]まで全て自身で作業・制作をします。

Palette+plus 札幌西店・札幌東店 提供曲

「glow」


3.スティールパン 演奏

ドラム缶でできたトリニダード・トバゴ発祥の楽器

スティールパンオーケストラ「PANNOTEMAGIC」というバンドに所属しています。

小・中学校や高等学校での芸術鑑賞会の演奏や野外イベント

コンサートやライブなど色々なイベントで演奏しています。




4.レッスン

ピアノ・ボーカル・スチールパンの講師としてレッスンをしています。




音楽家を目指すきっかけ

4歳からピアノ、12歳から打楽器に触れ、高校に入る前には音楽大学を受けることが決まっていました。

小さい頃はピアノのコンクールなどに出場していたので、練習する時間が長く、

練習を義務化されている感覚でいました。

クラシックをずっとやってましたが、当時、自身ではあまりしっくりきていなく、

どちらかというとJ-POPとかアニソンとかボカロが好きでした。

高校になってからはバンドを始めたり、クラシックではない音楽に夢中になりました。


でも、音楽大学はクラシックの打楽器コースで受験しました。

オーケストラや吹奏楽などクラシックを学ぶコースです。

今思えば、J-POPがやりたかったんだなとわかりますが、当時ジャンルなど気にしていなかったもので。

ただ音楽が好きなことには変わりなかったので、大学で好きなことができることに感謝していました。


音楽大学に入ってわかったことは、ジャンルや楽器によって

勉強する内容も教室での雰囲気も人柄さえも違うということでした。


クラシックの打楽器コースはすごく厳しかったのです。

先輩に怒られる日常。理不尽な理由での説教などが待ってました。

音楽大学によっても雰囲気などは違いますし、時代が流れて変わったこともあると思いますが、

私が学生の時はそれが伝統でした。


そんな時にスティールパンと出会いました。

打楽器コースの中に部活があって、すごく楽しくてノリのいい音楽でした。

スティールパンに夢中になり、クラシックを学びつつも部活に熱中するようになりました。

4年生になった時に、スティールパンオーケストラ「PANNOTEMAGIC」からエキストラの依頼が来ました。

(エキストラ:本メンバーが休みの時に代わりに参加するプレイヤーのこと)

卒業してからもエキストラで依頼をしてくれ、

その後、メンバーが一人やめるからその後継として入団して欲しい、と言ってくれました。


1年以上、エキストラとして参加していたバンドに入団できる。とても嬉しいことでした。

最初にプロとして活動し始めたきっかけは、このスティールパンオーケストラ「PANNOTEMAGIC」です。

話はまだ続きます。

実は、音大卒業と共に打楽器をやめようと思っていたのです。

それは、20歳になった時。

「私のやりたいことはクラシック打楽器じゃない。情熱を注げない。」と思ったからです。


元々バンドなどが好きで歌をやりたかったことから、ライブ活動を始めました。

自分で作曲作詞をして、それを歌っていました。

徐々にファンも増えていき、ワンマンライブなどもできるようになったり、

DAWソフトを勉強し、CDなども作れるようになりました。

最初はわからなくてがむしゃらに活動していましたが、いろんな情報を得たり体験したりして

自分に合うものがわかってきました。

その結果、楽曲提供、ライブや公演のお仕事につながっています。


今では、クラシックをやっていてよかったと思っています。

クラシック音楽で学べることは他のジャンルの音楽でも役に立つことばかりだし、

何より、楽譜から色んなことを読み取ったり感性を育てられるものだなと思うからです。

今ではクラシックも大好きです。


音楽を極める。ということは、「音を楽しむ」ことだと思います。

自分自身での「やりたい!頑張りたい!」という気持ちや「楽しい!」と思うことが

音楽を続けてる理由だと思います。



音楽大学を卒業してわかったこと

音楽大学に入学してしばらくは

「上手くなれば大好きな音楽で仕事ができる!」

と思ってました。


もちろん間違っていないですし大事なモチベーションです。

それと同じくらい大事なことがあります。



コミュニケーション力 です。




なんでコミュニケーション力が大事なの?というと

仕事を依頼してくれるクライアントは、仕事がしやすい人やできる人を求めているからです。

買い物をする時、商品の良し悪しをしっかり説明してくれたり、笑顔で接客してくれると安心しますよね?

私たち音楽家にとっての商品は自分と音楽スキルなのです。

音楽大学ではビジネスについてよりも

人との出会いや、現場に出た時にどう気を使って行動すれば良いか、

それを勉強する場所として捉えるのが良いと思います。

音楽をするだけじゃなく、先生や出会った人、一緒に音楽をする仲間とのつながりを大事にしましょう!!

私は「この人の音楽だけじゃなく人柄も好き!」「この人と一緒に音楽がやりたい!」

と言ってもらえるような そんなアーティストになりたいです。

ビジネスのことだけでなく、気持ちでも好きになってもらえることが

一番目指してる音楽家の像だと思っています。

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